『ラブジェネレーション』7つのポイント

~『ラブジェネ』の胸キュンポイント~

 

『ラブジェネレーション』。

木村拓哉と松たか子を主演に据えた、王道ラブストーリーです。

今回の木村拓哉は、広告代理店に勤めるサラリーマン・「片桐哲平」役。

クリエイティブ部から営業部に異動し、そこで松たか子演じる「上杉理子」と出会います。

木村拓哉のトレードマークだった長髪をバッサリ切ったドラマとしても話題になりました。

そして、時折差し込まれるガラスのリンゴがとてもおしゃれでした。

さあ、『ラブジェネレーション』について語りましょう。

 

 

1 概要

『ラブジェネレーション』は、1997年10月13日から12月22日まで、毎週月曜日の21:00~フジテレビ系列の「月9枠」で放送されていたドラマです。

木村拓哉と松たか子が『ロングバケーション』以来の共演を果たしたことでも話題になり、また、松たか子は今作で月9初ヒロインを務めました。

キャッチコピーは「この恋のために生まれてきた」。

全11話の平均視聴率は30.8%を記録し、これは『HERO』に破られるまで当時の月9枠最高視聴率でした。

大瀧詠一が歌う『幸せの結末』も素敵な曲で、効果的に物語に沁み込んでいきます。

 

 

2 哲平と理子の出会い

ある日の渋谷、終電を逃し泊まる場所も見つからない長髪の若者がいた。

広告代理店のクリエイティブで働く片桐哲平だ。

哲平は、男の車から無理矢理降ろされた女性を見かける。

「どこかで会ったことない?」と声をかける哲平に対し、「いつもそうやって女引っ掛けてんだ」と返す女性。

2人はラブホテルに行くが、女性がカラオケを歌うだけで、哲平は結局彼女に手を出すこともできず、おまけに目覚めたら彼女の姿は消えておりホテル代も払う羽目に。

そのまま出勤した哲平は、突然営業部への異動を命じられる。

納得がいかぬまま営業部へ向かうと、そこには何と昨夜の女性、上杉理子がいた。

「どっかで会ったことない?」と声をかける哲平に対し、「はじめまして!」と答える理子。

 

こうやって2人は出会ったのだった。

ある日、高校生時代の元恋人・水原さなえが、自分の兄・荘一郎と恋人関係にあることを知った哲平。

哲平はさなえに対する未練が今も残っていた。

 

そして、哲平は営業部に異動したことが納得できず、クリエイティブ部への未練を引きずっている。

長髪を切るように命じる上司に反発する哲平。

そんなとき、理子が哲平の長髪にはさみを入れる・・・。

 

 

3 登場人物・キャスト

片桐哲平・・・・木村拓哉

上杉理子・・・・松たか子

片桐荘一郎・・・内野聖陽

水原さなえ・・・純名里沙

高木エリカ・・・藤原紀香

吉本民夫・・・・川端竜太

白石奈美・・・・森口瑤子

黒崎武士・・・・平田満

 

 

4 哲平と理子の恋の行方

最初はお互いに反発し合う2人だったが、少しずつその距離は縮まっていく。

気持ちがいいシーンは、ゴルフの練習場。

小笠原興産専務(椎名桔平)に言われゴルフに行くことになった哲平。

しかしゴルフの経験が無い。

そんな哲平を打ちっぱなしにつれていく理子。

そのゴルフ練習場で、理子を車から追い出した男に遭遇する。

男は彼女(さとう珠緒)を連れていた。

彼女は理子のことを、「彼がいいところの御曹司だからコバンザメみたいになかなか別れてくれない女」と嫌味を言う。

それにカチンときた哲平は小笠原専務の名刺を取り出し、「自分は父がゴルフ場を持っている偉い人で近々理子と結婚する予定だ、失ってから大切さに気付くんだよね」と相手をぎゃふんと言わせる。

そして会心のショットを放つのだった。

この機転の利いた哲平の返しがとても気持ちいい!

酔ってふざけてよろけたところを哲平にひょいと支えられ恋に落ちた理子。

恋愛ドラマの王道、こてこてのあるあるシーンだが、そこに胸がキュンキュンする。

その後、ちょっとしたゴタゴタはあったが、哲平に告白することを決意した理子。

しかし、さなえ絡みの事情で指定された時間に指定された場所へ行けなかった哲平。

こうすんなりと事が運ばないことにハラハラヤキモキするが、何とか理子を呼び出すことに成功した哲平。

そして自分の思いを告げ、2人はキスをするのだった。

ここは歴史に残るかなりの名シーン。

真似をしたくてもなかなかできないけどね。

 

 

5 振り回される哲平と理子

無事恋人同士になった哲平と理子。

2人がじゃれ合うシーンが微笑ましく、キュンキュンして、そして羨ましい。

社内旅行でもそのラブラブぶりを思いっきり見せつける2人。

そして哲平は会社で理子と付き合っていることを宣言する。

しかし、物語中盤で主人公2人が上手く恋愛関係になったら必ず波乱が起きるのが恋愛ドラマのセオリー。

白石奈美に対する贖罪の気持ちからさなえに対する裏切り行為をしてしまった荘一郎。

そして思い悩むさなえ。

さなえに対する未練を断ち切って理子と付き合いだした哲平だったが、それでもさなえは大切な人。

弱り切ったさなえは誰かに支えてもらいたくなり、哲平への恋愛感情が復活してしまう。

そしてそれを受け止めキスしてしまった哲平と、こともあろうにそれを目撃してしまった理子。

理子は哲平との別れを決意し、会社も辞め、故郷の長野へ帰ってしまうのだった。

 

 

6 ヤキモキする展開

恋愛ドラマと言えば、すれ違いや勘違いによる誤解が付きもの。

さなえに対し、自分が好きなのは理子だと告げる哲平だが、理子はそれを信じることができない。

わだかまりが残る中、哲平、理子、荘一郎、さなえの4人に様々な変化が訪れる。

様々な恋愛ドラマがあるが、やはりその時代時代で考え方や価値観、文化や習慣などが違う。

ケータイがそれほど普及しておらず、ましてやメールやLINEなんてものが無かったこの時代。

お互いが連絡を取り合うこともやりづらく、相手の家を突然訪れるなんてことも珍しくなかったこの時代。

だからこそ、哲平が待ち合わせに遅れたり、キスの現場に遭遇したり、こういういざこざやトラブルが巻き起こる。

哲平と理子がラブラブで、荘一郎とさなえも順風満帆に来ていたからこそ、その落差に視聴者はヤキモキしてしまう。

今のように簡単に連絡が取れる時代ではそうはいかないと思うと、ハラハラした恋愛ドラマを観たいなら、ケータイ普及前のドラマの方がいいのかもしれない。

あと、昔のドラマは登場人物がそれほど多くない。

だから話がブレたりせずに、1つ1つの出来事やエピソードに深みがある。

この『ラブジェネ』だって、たった4人の人物が多くの視聴者を振り回し、虜にした。

 

 

7 名ゼリフ

『ラブジェネレーション』にも数々の名ゼリフがあるが、そのうちいくつかをご紹介。

 

「哲平、ヨーグルト買ってきて。いちごのブツブツが入っているやつ」 「ブツブツじゃねえよ、つぶつぶだろ。気持ちわりいな」

 

「あ、時間だ」 「なんの?」 「俺たちがキスする時間」

 

「俺、上杉と付き合ってます」

 

「ふざけないでちゃんと聞いてほしんだけど、お前ハゲって好き?」 「・・・ヤダ」 「あ、そっかあ、じゃあ腹の出たオヤジは?」 「ダメ!」 「俺が頭ハゲて、腹が出て、カッコ悪いジジイになってくの、お前横で見てくんない?その代わり俺は、お前が顔に皺できて、胸も垂れて、皺くちゃのババアになってくの、俺ずっと見てくから。きっとこの気持ちは何十年経ったって変わらないと思うからさ。だから、俺がジジイになるの見ててくれよ。俺も見てくから、お前がババアになってくの。またさ、ここに、今度はジジイとババアになってさ、一緒に座って、次はちゃんと流れ星見たいからさ」

(注釈)

ちなみにこのセリフ、木村拓哉のアドリブが入っているらしい。

それにより、このセリフの重みや2人の掛け合いがより素敵なものに変わっている。

木村拓哉という役者が、ドラマをより一層面白くしてくれている。

 

 

まとめ

『ラブジェネレーション』7つのポイント

1 王道のラブストーリー

2 木村拓哉演じる等身大のサラリーマン・片桐哲平

3 松たか子演じる恋に揺れる女性・上杉理子

4 2人を振り回す荘一郎とさなえ

5 すれ違いや勘違いにヤキモキ

6 数々の名ゼリフ

7 作品を象徴するガラスのリンゴ

コメントを残す