日常のあるある現象7つの名称 その3

~あの現象の名前、何て言うの?~

年を取ると時間の経過が早く感じる。

一度投資すると引くに引けなくなる。

集団作業だと個人個人は手を抜く。

一瞬だけ寝てしまう。

説得すればするほど相手は拒否する。

完成したものより失敗したものの方が記憶に残る。

限定品や売り切れ品が欲しくなる。

こんな現象、日常にありませんか?

それぞれの現象にはきちんとした名称があるんです。

日常のあるある現象7つの名称です。

 

1 年を取ると時間の経過が早く感じる

子供のころに比べて時間がたつのが早くなったなあ、そう感じることありませんか。

年を取るほど時間の経過を早く感じる現象を

「ジャネーの法則」

と言います。

確かに子供の頃の夏休みは長く感じましたが、大人になってからの2か月ってあっという間ですよね。

フランスの哲学者・ポール・ジャネによると、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)とのこと。

分かりやすく言うと、50歳の人間にとっての1年は人生の50分の1であるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当するので、50歳の人の10年間が5歳の人にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たるというもの。

年を取っていくと生きてきた年数に応じて1年の長さの比率が小さくなり、どんどん時間が早く感じるようになるのです。

また、未知なものが多く何でも刺激的に見えた子供のころに比べ、大人になると毎日の新鮮味を感じなくなってしまいます。

人は未経験のものに触れているときは時間を長く感じるのですが、慣れていくにしたがって時間を早く感じるようになるのです。

ジャネの法則を打ち破り、時間の経過を早く感じないようにするためには、新しい目標を立てそれに向かって挑戦していくことが有効です。

そしてそれはあなたに充実した日々をもたらせてくれるはずです。

 

 

2 一度投資すると引くに引けなくなる

くじ引きをしたとき当たるまでくじを引き続ける、レストランなどで長時間並んだら最後まで並んでいたい、ケータイの課金ゲームであともう1回ガチャをしてみる、食べ放題で元を取ろうとする、こういうことありませんか。

このように、ここでやめるとこれまで投資したことがもったいないと思い投資を止められなくなることを

「コンコルド効果」

と言います。

英仏両国が巨額を投資した超音速旅客機・コンコルドが大赤字になることが分かっていたにもかかわらず開発を中止せずに商業的失敗をしたことに由来します。

これまでの損失を取り戻したい、一度当たりを経験するとその会館を求めてしまう、このような考えが脳内のドーパミンを分泌させてしまうのです。

ギャンブルなどではこのコンコルド効果が顕著に表れます。

いわゆる”ハマってしまう”状況で、経済的にも精神的にも大きな負担が生じることになります。

恋愛でもコンコルド効果が表れます。

長い期間付き合ってきた恋人とは、別れたいと思っていてもなかなか別れの踏ん切りがつきませんよね。

ビジネスなどでも初期投資を惜しむあまり、上手くいかないことが見えていても撤退できない企業があります。

コンコルド効果の呪縛から解き放たれるために必要なことは勇気をもってあきらめるという決断をすること以外にはありません。

 

 

3 みんなでやると1人1人がサボる

綱引きをするとき、1:1では一所懸命綱を引きますが、それが5:5、10:10など人数が増えるにしたがって綱を引く力が減少する、このようにみんなでやると1人1人がサボるようになる状態を

「リンゲルマン効果」

と言います。

これは、自分が頑張らなくても他の誰かがやるだろう、という甘えが生じ、責任感が希薄になるために起こる現象です。

あるいは、集団の中で自分だけが評価されない、努力してもしなくても報酬が変わらない、努力をしない集団の中で自分だけ努力をするのは馬鹿らしい、など環境により左右されることもあります。

大きな組織になればなるほど、グループの人数が増えれば増えるほど顕著に表れるリンゲルマン効果。

それを回避するためには、グループの構成人数を最小限にする、1人1人に明確な役割と責任を与えそれに見合った報酬を与えることが大切です。

例えば電車の中で具合が悪くなり倒れてしまった人がいた場合。

多くの人が見て見ぬふりをしますが、「誰か手伝ってください」ではなく「男性の方、手伝ってください」など限定して助けを求めると人は動くようになります。

 

 

4 一瞬だけ寝てしまう

授業中や会議中、一瞬ガクッと眠ってしまうことありませんか。

この瞬間的な睡眠を

「マイクロスリープ」

と言います。

睡眠不足や精神的疲労、抑鬱、睡眠時無呼吸症候群や過眠症などが原因です。

披露した脳が強制的に休息をとろうとするこのマイクロスリープは、車の運転中やパソコンでの単純作業中に起こることが多い現象です。

睡眠不足が原因の場合は突然瞬間的にマイクロスリープ状態になるため、それが車の運転中などに起こったら極めて危険です。

一瞬のうちに脳を休めることができる優れた睡眠方法とも言われているマイクロスリープ。

これを上手く利用できれば、短時間で疲労回復をすることも可能になります。

眠ってしまっても安全な場所で、体に力を入れず緩め、アイマスクや耳栓などで外部からの刺激を遮断し、起きる時間を意識して、眠くなる前に実践しましょう。

お昼休みなどに短時間仮眠をとることも短時間での疲労回復には効果的です。

 

 

5 限定品や売り切れ品が欲しくなる

限定品や売り切れ品ってどうしても欲しくなっちゃいませんか。

人は自分の自由を求めており、行動や選択を誰にも制限されず自分で決めたいという欲求があります。

人から決めつけられたり、強要されたり、制限されたりすると抵抗する作用を

「心理的リアクタンス」

と言います。

「限定100品、30分以内にお電話を」などと煽られるとついつい電話したくなってしまう通販番組。

これは心理的リアクタンスを上手く活用しています。

意中の人がモテる人で「かっこいい」と言われ慣れているのなら、あえてかっこいいとは言わずに、むしろ他の男性に話しかけてみるなど冷たい態度をとることで、相手の興味はあなたに向かいます。

ただしあまり強烈な言葉を使ったり、距離を置きすぎると相手はあなたを敬遠してしまいますので、上手にツンデレしてくださいね。

 

 

6 説得すればするほど相手が拒否する

勉強しなさいと言われたら勉強したくなくなる、タバコ止めなさいと言われたら止めたくなくなる、そんなことありませんか。

相手を説き伏せようとすればするほど相手はそれに反発し拒否する現象を

「ブーメラン効果」

と言います。

人間には、自分の意志や行動を人から制限されると反発心が起こる「心理的リアクタンス」と言う習性があります。

したがって、周囲から色々と指図され自由を制限されるとブーメラン効果が発動するのです。

相手を説得しようとすればするほど相手は反発していくもの。

相手を自分の思い通りに動かしたいと思ったら、自由を制限するような説得ではなく、自由を与えるような言い方に変えればよいのです。

指示命令ではなく依頼や提案にしてみたり、やるやらないを本人の判断に委ねたり、相手に対するアプローチを工夫してみましょう。

また、「カリギュラ効果」と言って禁止されたらやりたくなるという人間心理を利用する方法もあります。

「お1人様3点まで」というスーパーの特売や「心臓の弱い人は観ないでください」というホラー映画の広告などがこれに当たります。

また、押してばかりいて上手くいかない恋愛は、あえて引いてみることで事態が好転することもあります。

いつも好き好きとアピールするだけではなく、たまに他の異性の話をすることで相手の嫉妬心を煽るというテクニックを駆使している恋愛上手もいますよ。

 

 

7 完成したものより失敗したものの方が記憶に残る

最近テレビでよく見る「続きはCMの後で」とか「続きはWEBで」。

これ、続きが気になりますよね。

人は完成したものや達成したものよりも、未完のものや達成できなかったもの、中断しているものの方をよく覚えているのです。

これを

「ツァイガルニク効果」

と言います。

未完成のサグラダファミリアなどはこのツァイガルニク効果が働き魅力を感じさせているのでしょう。

片想いのまま終わった恋や、フラれて別れてしまった恋愛は、達成せずに失敗、未完で終わっています。

だからこそ人の記憶に残りやすいのです。

このツァイガルニク効果は恋愛でも生かすことができます。

LINEの返事を少し遅らせるなど相手をちょっと焦らしてみる、一度にすべてをさらけ出さずに小出しにしながら自分に対する興味を持ってもらう、デートを早めに切り上げ次のデートを楽しみにさせる、恋愛上手はこのような恋愛テクニックを駆使しています。

 

 

まとめ

日常のあるある現象7つの名称 その3

1 年を取ると時間の経過が早く感じる

「ジャネーの法則」

2 一度投資すると引くに引けなくなる

「コンコルド効果」

3 集団作業だと個人個人は手を抜く

「リンゲルマン効果」

4 一瞬だけ寝てしまう

「マイクロスリープ」

5 限定品や売り切れ品が欲しくなる

「心理的リアクタンス」

6 説得すればするほど相手が頑なになる

「ブーメラン効果」

7 完成品より失敗品の記憶が残る

「ツァイガルニク効果」

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